「普段は、自分の作品を描いたり、子どもたちに絵などを教える教室をやっています。」
まちあるきの案内人を務めていただくお一人、上條暁隆さんは河口湖を拠点に活動している画家さんです。今回のハタフェスでは、”街をスケッチする”というテーマでまちあるきを行っていただきます。
「スケッチするには、当然その対象をよく見ないといけません。普段素通りしてしまったり、1秒チラッと見るだけのものを、ジッと何秒も何分も見る。角度を変えたりしながら、ジッと見つめる。そして、見たものを絵に描く。そうすると、その人の性格とか個性がとてもよく出てきます。」
と、スケッチの醍醐味を楽しそうに語る上條さん。
「同じものを見るにしても、その人によって見方があって視点が違うので、その差が絵になって表れてくることがとても面白いんです。ただスケッチして終わるのではなく、それぞれの見方の差を楽しむために、スケッチの後はみんなで絵を見せ合って、感じたことや見えたものを紹介し合いたいと思っています。」
絵が上手で、街のことをよく知ってる人の方がスケッチしやすいのだろうと思い、尋ねてみると実はそうではないそうです。
「街の情報が事前にたくさん入ってしまっていると、純粋な目で街を見られない気がします。逆に、はじめてこの街を見る人の方が面白い視点で見られると思うので、そんな人たちと一緒に歩いてみたいです。あと、絵が上手かどうかというよりは、楽しく観察できる人だったらスケッチも楽しめると思いますよ。もちろん、スケッチの仕方やポイント、簡単な技法などもご紹介します。」
美術作品を見るように、街を眺めてみる。そこには、いろんな解釈があって、いろんな表現方法がある。スケッチをしながら、肩の力を抜いて街を眺めてみませんか。
「街をスケッチしよう」
日 時:10月8日(日) 13:00~15:30
場 所:小室浅間神社出発
参加費:無料
持ち物:スケッチブック / 色鉛筆 / 鉛筆(4B) ※当日貸し出しも可能です
定 員:10名程度 ※小学生以下は保護者同伴
予 約:当日朝10時から開始時刻30分前までに神社内本部にてご予約ください
※ 7日(土)も10時~16時の間に本部にてご予約可能です