ハタフェスとして他産地に呼ばれるようになったり、別の企画で富士吉田市に他産地のキーマンをお呼びしたりとこのイベントを介して産地間交流も増えてきました。せっかくできたこの繋がり、ハタフェスでもぜひみなさんをお呼びしたいと考え産地間コラボレーション企画「まちのおと」(街の音)というマーケットを今年初開催することになりました。
ハタオリマチも実は音がとてもキーワードになっています。ガッシャンガッシャンという機を織る機械の音がかつては街中に響いていました。ハタオリマチのテーマソング「LOOM」はそういった産地のルーツから生まれました。
日本全国の手仕事の中にもそこにしかない“おと”があるはずです。そんな「まちのおと」を響かせるために、山形、新潟、沖縄、さらには福岡(広川町)、島根(石見銀山)、東京(八王子)から個性豊かな出店者たちが集まりました。

山形からは須藤 修さん・柴山修平さんが主催する「山の形ストア」がやってきます。
山形に住むデザイナーや作家たちの地域に根ざした活動や製品を紹介するコンセプトショップ。山の形の商品をはじめ、東北の自然とともに生きるライフスタイルから生まれた、洋服、陶器、バッグ、ジュエリー等を展示・販売します。美しく厳しい風土に築かれた、「人と人為の調和」を感じさせる「もの」には、日々をクリエイティビティで彩り、未来をつくる力があるはずです。


新潟県からは「新潟Newtral」として、長年、三条ものづくり学校として地域のものづくりの現場に携わってきたサイトウさんが、ハタオリマチフェスのために新潟から様々な人や素材、技術をセレクトして越後の風を吹かせにやってきます!彼曰く「新潟は、米しかないと思うなよ!」とのこと。ものづくりがそこかしこでおこなわれているまち、燕三条。そのまちに響く音はどんな音なのでしょう? ぜひ実際に確かめてみてください。



そしてなんとハタフェス出店者の中でもいちばんの遠方、沖縄県から編集者・セソコマサユキさんが先頭する「リトルオキナワ」がやってきます。
青い空と青い海、うつくしくて力強い自然。そして、おおらかな人々が紡ぐ暮らしと文化。沖縄という場の力は、きっとつくり手の手を通して作品に宿る。それはやさしさかもしれないし、強さかもしれない。今回は酵母パン「宗像堂」、雑貨店「proots」、グラフィックデザイン「イチグスクモード」が参加。そんな、沖縄が生み出す「モノ」の魅力に触れてもらえたらと思っています。


宗像堂
http://www.munakatado.com/shop/

proots

https://proots.net/

イチグスクモード

http://ichigusukumode.com/

第二弾で追加発表されたのは、福岡(広川町)、島根(石見銀山)、東京(八王子)の三ヶ所。


久留米絣という織物の産地、福岡県広川町から来てくれるのは「SHOP編集」。
広川町のものを扱う架空のお土産屋さんを作り出店します。
久留米絣の生地やお茶やZINE、広川町で集めた新しい広川のお土産になりそうなものを、自分たちの解釈を加え販売する予定です。


島根県の石見銀山からやってきてくれるのは、三浦編集室(石見銀山 群言堂)の三浦さん。今回は石見銀山大森町の暮らしのこと、群言堂のことを伝えに「まちのおと」のブースにやってきてくれます。(展示がメインで群言堂の商品の販売はありません)


東京の八王子からカットソーやニットを製造している工場、ナカメリ工房さんがやってきます。昨年、まるさくたなべで奥田塾の仲間と一緒に展示、販売していました。今回は単独で八王子から、ニットはぎれ生地や小物などをそろえて参加します。

個性豊かな「まちのおと」。ハタフェスの会場、山梨県富士吉田市に集まったさまざまな音のかけらを探しに来てください!

会場は中央まちかど公園です。
住所:富士吉田市下吉田2丁目67−2